お灸治療のお話   宮崎県 延岡市 鍼灸院 
丸井太郎
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お灸の効果(透熱灸)


 現代は科学的な証明、特に数値的な証明が必要です。

お灸と言った、古来より続く伝統医学に、科学的な証明は不似合いですが、  以下の事は、必ず今後の医学会で認知される重要な要素です。

お灸治療の効果が出る科学的理由
   @          火傷毒ヒストトキシンによる排毒作用
  
 A          火傷刺激による新陳代謝の促進
   
B          火傷反応による免疫力の爆発的増進
  
 C          新生血管による血行の恒常的回復
  
 D          ツボ(経穴)による自律神経の反応

すべての反応や作用が、火傷によるもので、熱刺激による効果は無いので、間接灸(塩灸、味噌灸、枇杷灸)では、この種の反応は得られない、又、今流行り跡の付かない、お灸ではこの理論は、参考にもなりません

経済と治療

 

医師がレントゲンを撮る「骨に異常が無いかを調べる為です」その後湿布薬を処方する。

 湿布を渡されたと言う事は、骨に異常は無かったと言う事です。「骨が折れた、欠けた場合に、湿布薬ではまったく効果が無い」つまりレントゲンを撮る絶対的必要性は、無かったのです・・・。

治療を行なう者も、治療を受ける者も同じ、想いの上であと数回の治療で完治するのに、止めてしまう者。
 高い治療費で続ける事が出来ないのに、無理な治療方針を立てる。悲しいかな、今の経済最優先主義の現実社会です。

  完治して一緒に喜びを感じたい、「夢のような希望」を持ち治療家になり、今、治療人生終章を迎えるにあたり、若い技術者に完治できる治療術をバトンにして渡す事を目標にしています。

その一端として今までの治療を、そのまま無飾りで記録する事にした。人にとっては、耳障りで嫌な事もありましょう、また立場によっては、そんな考え方があるかと、思える事柄もあると思います。
すべて現実に起こった事を、あるがままに受け止めて、そこから考え出される疑問点をひとつひとつ解決して、新たな出発にしたいと思います。

広島市
はり灸マッサージ師会
学術研修会より

東洋医学研究所にて
樫の浜
水公園
灸の字は火に久しい


 「久しい」の意味を国語辞典で調べると、多くの時間を必要とする。昔からのなじみである。時間が長く経過する。長い時間たつ、との説明がある。

 「灸治療は、昔なじみである」今から千三百年前に灸の治療はほぼ完成している、日本最初の法律大宝律令に灸博士の規則が記載されています。


「火の治療は治るのに長い時間の経過が必要、又は治ったら長く効果が持続する」。


お灸は血液の毒素を排し、血管を創り、周辺の細胞を代謝させて、新たな組織を構成して効果を出す仕組みです。つまりその部の組織を丸ごと創り変える治療を行なうのです、その為に永い時間を要するのです。


  ですからお灸治療を始める時に、充分な時間的余裕を見て、始めると良いでしょう。

どのくらいですかと良く質問されます。

根治するつもりなら、最低でも三ヶ月以上続ける事が絶対条件です。


  細胞組織は色々な種類があり、
新陳代謝の期間が長いものと短いサイクルのものがあり、血液関連は短く、内臓組織等は長く六ヶ月かかる組織も多くあります。


又私の親友は、慢性肋膜炎を三年間治療して完治しました。
扁桃腺や耳下腺炎等の急性炎症、そして逆子や安産灸等は短期間で効果が現れます。

扁桃腺炎は普通二日間の多壮灸で逆子は施灸後三十分で正常になった事例もあります。


 椎間板ヘルニアや根性坐骨神経痛、慢性膝関節炎、頚椎の関節障害、肩関節炎や頚椎障害による手足のシビレ等は時間が必要です。

 最近、メニエル氏症候群のめまいや夜間の頻尿、不眠症の方が多く来院されますが、効果は早く出ますが、治療を止めると戻ります。


  すこし時間をかける人程、良い結果が出ています。


「灸据える事、百日、栄血を育む」
と言う言葉も残されており、治るまで治療するのが本当
なのです。

 血の病には、お灸治療


 昔より、気の病は針を、血の病にはお灸と言われます。

又、慢性症にお灸を、急性症には針を主役で行ないます。

お薬と同じく、症状により針とお灸は区別して使います。
その事が大切なのです。


   お灸治療では、「血を治す、慢性症治す」となります。

血の病とは、於血症(古血や悪血を含む)と言って、血行不良や酸化血や、血毒と言って痛素や病毒そして重金属を含む血液よる病を指しています。


 施灸をすると、体組織中のたんぱく質が高温になり、ヒストトキシンが発生します、ヒストトキシン毒に対して体は過敏反応を示し、すぐに対外に排出をします。

その反応につられて、他の毒素も同じく体外に排する作用がおこります。


 施灸の直後その反応が急激に高まり、結果体内の毒素が日々少なくなり、代謝が回復され、また新生された血管により血液循環が良くなり、内蔵組織や筋組織そして皮膚組織等が若々しく蘇るのです。


 三ヶ月程、連続治療した女性のストッキングが破れなくなる、現象の理由は、皮膚細胞の新陳代謝が良くなり、特に日頃硬く、ささくれやすい、足のかかとの皮膚が再生され、つるつるして、ストッキングのすべりが、良く

なったので、ストッキング破れにくくなったのです。


 ある日の午後も事です。待合所で妙齢の女性が数人で、安座をして、何事か談合を図っているのです。私が急に入室したものですから、ビックリして、慌てて膝を隠しました。訳を聴くと「陣中ひげ比べならぬ」足のかかと比べをしている最中の出来事でした。

 皆、一応に「奇麗なったね」と・・

県立松山病院
東洋医学研究所
北海道講演会

芽の出の悲しみ


 青い麦穂の揺れる田畦を歩きながら、いつも思います。

なぜに人は病気に罹るのか、なぜに治らないのか。

春の風が吹くと、芽の出の雨と共に病気が多くなる。

昔の人は、色んな言葉でこの事を表現した。木の芽崩し、

桃の花散らし、花芽崩し、花冷え、春の氷雨はおもむろに肌を冷たくする。

肌の冷たさは、体内水分の動きを止め、体内に冷えを深くします。

 この季節、循環障害や神経障害の病気多発の原因は、

そんなところにある、と言っても過言にはならない、真実を含んでいる。

慢性の病気は「治らないから慢性になる」と言った医師がいました。

その通りである。また「治そうとする努力が足りないので慢性した」と言える現況もある。


昼顔

野ボタン

残菊

治ること

 

情報の時代、治療について何を信じ、何を捨てると良いのか、
治療家にさえ、悩み事が多くあります。


この治療法がこの症状の病気にはよく効きます。

こんな場合は、この方法で治ったと、治験例をあげての説明。「そうかなあ」と
思って、患者さんにお願いして、試し治療を行います。

 
  全く効き目が出ない論文や、治療体験例がやたら多い。

 

 なぜ効果が出ない、どこが間違っていたか、時間が足らないのか、刺激量
(ドーゼ)が不適切なのか。針の場合は、角度や深さに問題があるのか。

ツボの取り方に違か、病名や診断が違ったのかと思索を繰り返します。


 日頃読んでいる、専門書の中に、間違いを見つける場合もあります。
臀部(でんぶ)の筋肉捻挫による神経圧迫を治療して、椎間板ヘルニア性の坐骨神経を治したと勘違いをして、論文を記載している場合もあります。

中には、治療の効果を疑うような、治療体験例もあります。
実際は自然に治癒したものを、いかにも自分が行った治療が良かったと、自画自賛されている場合です。

又、一過性に痛み等は止まるが、痛み止め的効果で、すぐに悪化するものや、長期的に、高額な費用で行なうもぐりの治療師や無限連鎖講的な自然食の販売等、様々なまやかし的な、健康情報に騙されるのです。

 病ゆえに「騙されると知っている、でもつい」と。

  ひとつだけ絶対と言える事は、


  「便利で簡単に治る方法は無い」

  「一番の近道は本気で努力する事だ」