「 季節の変わり目」

 

この季節になると、特に季節の変わりが早く感じられます。七月は、冷夏でしたが八月夏本番を向かえ、九月残暑が

厳しかった。

今からは、初秋、秋本番、晩秋、初冬と二十日程の間隔周期で季節が移り変わります。秋の過ごし易さと裏腹に、

日々寒さに対する注意が大切です。

特に夜間の冷えは、神経痛を呼び戻します、治っていた筈の、神経痛が再発したり、急に肩こりが増悪したり、

ギックリ腰を起こすなど、病気多発の季節です。

 この冷えの季節「陰」には、「暖」「火」と言う陽の効果が発揮される時期です。つまり温泉にゆっくり入ったり、

お風呂もシャワーから、湯船にしっかりと浸って暖まる法が、疲労も取れやすく、効果的な入浴方法です。

また、手足先のシビレや痛みに、暖めて効果が出る時期ですので、お灸〔やいと〕の効果が楽しみになる。

 宇目町塩見朝日峠のトンネル

  

 

 

「 足を引く」

 

 ひざ関節炎の時に、間接調整を目的に足を引っ張り、膝関節の位置と靭帯を緩めます。この調整が旨く行くと、関

節の痛みが即座に消去されます。でも中々旨く調整出来ないのです。

 毎週木曜日には、塩見先生と中村先生のお二人の研修を担当する事になります。互いに技術と言う観点から、良い

意味でのライバル意識が芽生えて頼もしい限りです。

 先日、ひざ関節の調整の仕方をさせた所、どうも様子が可笑しいのです、何か違うのです、確かに膝関節炎を引い

ては、いるのですが、結果が良くない。どうしてなのか、しばらくは、私にも理由が判りませんでした。

実はひざを引くという治療行為を行う時に、私は十字靭帯とひざ関節の調整を同時に行っていたのです。

習った研修生は、ひざ関節だけを引いていたので、思う結果を得られなかったのです。

そこで、ひざ関節骨の部調整と十字靭帯とを分けて、教えました、想像したとおり、十字靭帯の引き方を行っていない

事が、判りました。

 技術や行動、そして人の想いには、外からは考えられない、深い技法や思慮が隠されている事があります。

単純に目や耳や、自分の軽い裁量で、判った風に思う事が一番恐ろしい事だと、改めて反省致しました。

 般若心経に、無眼耳鼻舌身意〔むげんにびぜつしんい〕とあります。日々自分の感覚や裁量で生きているつもりです

が、本もの世界は、決して感覚や裁量があてにならない場なのです。

母の庭花 

「哀しき海」

 

初冬の訪れを告げる風、木枯らしが吹き始めると思い出すのが、哀しき海の情景である。

 多感な時代に出会った人や風情との関係が、生き様に重みを増し、その想いはいまだに生きている。

 

 秋冷の 島に来たりて かすがなる

海の彼方の 山筋の見ゆ

 

 雲間より もるる光の三すじ四すじ

                 秋海原に刺し居たりけり

 

 木枯らしの 吹き初めたる日 髪長き

                 乙女子去りし浜の夕映え

 

 石川啄木や斉藤茂吉に憧れて、短歌創作をし始め、心の位置を確認しながら、日本の経済発展の中生きて来た。

 

種子島 長浜海岸

 就職列車は上野駅に着く、鹿児島駅より東京駅への九州版就職列車もありました。

 種子島では、三月十五日を過ぎると、就職の為、本土鹿児島に渡る船が毎日出ておりました。

 

出航の合図の銅鑼の音と蛍の光には、何度も涙を流し多くの友を見送る。

「又帰ってくるからな」、故郷に、両親に対し、金を稼いで、成功を収め、錦の御旗を立てて帰ってくる、

南東シナ海を渡る心には重たい誓いを新たにしていた。

 

 午後二時出航の船は、佐多岬の沖で、夕焼けに遭遇する。真っ赤な空と、それを映す海、赤ばかりの

世界だ帰ろうと思いながら二度と帰らなかった者、若き命を位牌となって帰った者、私のように、他所の

土地に住み着いて、望郷の念を持ち続ける者も、あの夕焼けの赤は特別な想いで記憶にとどめている

事だろう。

帰れるだけ幸せ、生きているだけ幸せと、じっくりと感じられるのは、帰路の船旅の中である。多くの同輩

の哀しみを移して暮れる、島の夕焼けは海に消える。

 延岡の地の夕焼けは、山に消える。

違う環境だが、この土地は私の子供達とっては、故郷である。

 

初恋は 木枯らし巻いて 坂に消え

裸木の向こう 海は燃え映ゆ

 

 二度と故郷に帰らぬ同輩達は、二度と帰らない青春のように、そして初恋の甘酸っぱさの様に、海の向こう

の故郷を、恋い慕いて居る事だろう。

哀しき海の夕映えを・・・

思い起しながら・・・

タカラヅカ  

「ホトトギス」

 

 庭に「ホトトギス」の名が付いた草花が今年も咲きました。ホトトギスは託卵をする鳥として、有名です。

託卵とは、他の小鳥の巣に自分の卵を産み、他の鳥に子育てをさせる事です。

 来月は衆議院選挙です、今回は多くの新人議員が生まれる選挙になる。県北は江藤隆美議員が勇退し、

子息の「拓氏」が候補者となりました。

 私は社団法人会長の役を承っている関係で、毎年六月に全国大会参加のため東京に行きます。

その折の機会利用して、厚生労働省に陳情を行ってきます。

 この準備を毎年行って下さった方が、「拓さん」です。忙殺されそうな多忙の中、厚生労働省の課長や

課長補佐の方々に訪問の理由を説明して、時間を空けて頂きます。

 その御蔭で保険診療が出来るようになり、また無資格のマッサージ師の氾濫を防ぎ、視力障害者の

社会参加や仕事を守る事が出来ます。

 

言えば、会長より陰で支えて頂いた「拓さん」の方が、良い仕事をしていたと思います。

 

庭のホトトギス

   

 

 

 

 私の愚息は「お父さんが大きいと大変ね」と言われつつ小さい整骨院を運営しています。いつも、いつも、

父と天秤にかけられ、比べられ、そして大きな期待を持たされる。

 

可哀想な気もします、父親と息子・・ 経験が違うから現状では負けて当たり前です。

親もまた、「ホトトギス」のように、他人に育てさせる事もできません。親を越して大きく育つと信じています。

「拓さん」は飄々としていますが、暖かい心根と丁寧な仕事をされる方です、毎回仕事ぶりを見ている、

私だから言えるのです。

 

 今回の選挙は、盛り上がりが足りないと。選挙は地域の代表者を育てる、唯一の機会です。

本気で候補者を選び、本気で応援をして、地元の地域社会に寄与できる人を育てる。

 

そんな当たり前の大人にならねばと思う。

父親として、次世代を任せる人を育てる。

みんなわが子、わが子と思って育てる。

そんな当たり前を、当たり前に考えました。

内の長男を、そして地域の長男を「よろしく頼みます」 
  芙蓉