灸の字は火に久しい    宮崎県 延岡市 鍼灸院 
丸井太郎
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 「久しい」の意味を国語辞典で調べると、多くの時間を必要とする。昔からのなじみである。時間が長く経過する。長い時間たつ、との説明がある。

 「灸治療は、昔なじみである」今から千三百年前に灸の治療はほぼ完成している、日本最初の法律大宝律令に灸博士の規則が記載されています。

 「火の治療は治るのに長い時間の経過が必要、又は治ったら長く効果が持続する」

お灸は血液の毒素を排し、血管を創り、周辺の細胞を代謝させて、新たな組織を構成して効果を出す仕組みです。つまりその部の組織を丸ごと創り変える治療を行なうのです、その為に永い時間を要するのです。
ですからお灸治療を始める時に、充分な時間的余裕を見て、始めると良いでしょう。

どのくらいですかと良く質問されます。

根治するつもりなら、最低でも三ヶ月以上続ける事が絶対条件です。

 細胞組織は色々な種類があり、
新陳代謝の期間が長いものと短いサイクルのものがあり、血液関連は短く、内臓組織等は長く六ヶ月かかる組織も多くあります。


 私の親友は、慢性肋膜炎を三年間治療して完治しました。
扁桃腺や耳下腺炎等の急性炎症、そして逆子や安産灸等は短期間で効果が現れます。


扁桃腺炎は普通二日間の多壮灸で逆子は施灸後三十分で正常になった事例もあります。
椎間板ヘルニアや根性坐骨神経痛、慢性膝関節炎、頚椎の関節障害、肩関節炎や頚椎障害による手足のシビレ等は時間が必要です。

 最近、メニエル氏症候群のめまいや夜間の頻尿、不眠症の方が多く来院されますが、効果は早く出ますが、治療を止めると戻ります。


 すこし時間をかける人程、良い結果が出ています。

「灸据える事、百日、栄血を育む」
と言う言葉も残されており、治るまで治療するのが本当なのです。

広島市
はり灸マッサージ師会
学術研修会より

東洋医学研究所にて