お灸治療の科学   経穴に関係の無い効能     
丸井太郎
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灸施術の
白血球
に及ぼす
影響

要略掲載

 樫田・原田氏実験
施灸後2分以内採血し、白血球数を測定すると正常値の2倍に増加し、
翌日は正常値に復する。

 時枝博士実験
施灸後直ちに白血球数は増加し、2〜4時間以内に最高増加し、多い
時は2倍以上に達し、次第に減じ、2日目に至って旧に復する。

 青地博士実験
白血球増多の人体実験の結果は、30例中陽性成績を得たもの18例
で60lにあたる。特に少数の例外を除き施灸後数分乃至10数分で
常に増殖し始める。

 山下清吉博士実験
艾量0.023gでは、全白血球に変化無く、好酸球の軽度の増加を見た。
艾量0.05g以上では、全白血球の増加を示し、50〜70時間継続した。

 原志免太郎博士実験
家兎に10点七壮ずつ灸を1回施灸し、直後より1週間採血して調べる
と白血球は多少増加し、8時間後に最高点に達し24時間最高レベル
を維持しその後3時間目より多少減少するが数日間は増加を維持する
 反復4日間施灸した動物では、より以上の日数増加を維持する。
海へ向かう
浜に向かう
舎に向かう
遊に向かう

祭りに向かう

夏に向かう

秋に向かう
好酸球
の核
異動に
ついて

 山下清吉博士実験
好酸球の核移動をアルネット氏核分類によって観察する。
艾量0.023g施灸例では、核型に変化は無いが、艾量0.023g以上施灸
家兎では、施灸後1〜2時間より核数の少ない細胞の出現を見、左方
移動を認めた。
白血球
の遊走
速度

 山下清吉博士実験
好酸球を除外しその他の白血球の遊走速度の変化を求めた。
最も増加度の著しいのは多核白血球次は単核球である、リンパ球は
反応が著しくない。尚艾量0.1gの3〜5点灸、0.1gの3日連続灸同じ変
化を示した。

オプソ
ニン
〔調理素〕
 青地正徳博士実験
オプヒニンに及ぼす灸の影響、化膿病巣より採取したブドー球菌および
患者の血液より、採取培養したチフス菌に対する白血球の喰菌作用を
家兎について検べた。
結果、灸は小火傷と同じく、血清の調理素作用を著しく高進した。施灸
後30分で高進し始め1〜2時間で2〜3倍に達し、その後1週間持続
する。調理素作用は白血球と関係なく、再点灸の場合も著しく高進する。

 山下清吉博士実験
0.025gの艾灸では貪喰機能増進は認めない、0.05gの艾灸では貪喰
機能増進を認めた、増加の最も著しいのは施灸後5時間であつて、遊
走速度と同様である。

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